『生物多様性のお話』
- 公開日
- 2010/05/21
- 更新日
- 2010/05/21
グリーンウエイブ
『みなさん、生物多様性という言葉を聞いたことがありますか。「生物」というのは、花や木、魚や鳥、虫、動物など、人間も含めた生き物のことです。「多様性」というのは、「いろいろ」という意味です。
この地球上には、長い年月をかけて、いろいろな場所や環境の中で、いろいろなな種類の生き物が、いろいろなつながりをもって生きてきました。
例えば、海に住む生き物がいれば、陸に住む生き物がいる。陸に住む生き物でも、暑いところの生き物・寒いところの生き物がいて、食べたり・食べられたりする関係にあるということです。
ところが、今、この地球上から姿を消してしまう、つまり絶滅してしまう生き物が増えてきているのです。これまでにも絶滅してしまったものがありました。みなさんがよく知っている恐竜などもそうです。でも、生き物が絶滅するスピードが、この30年ほどで、恐竜が絶滅したころとは比べものにならないくらいの速さになっているのです。
恐竜時代は1000年に1種類くらいだったのが、現在では1年に約4万種類が絶滅していると言われています。生き物たちはつながり合って生きていますので、一つの種類がなくなることは、つながり合っていた他の生き物をも滅ぼすことになりかねません。残念ながら、生き物を絶滅させる原因の多くが、私たち人間の行いにあると言われています。
そこで、いろいろな生物が絶滅せずにつながり合って生きていけるように、つまり「生物多様性」を守るために、世界中の人たちが集まって話し合う会議が行われるようになりました。この会議は、現在、2年ごとに開かれていて、10回目の会議となるCOP10が、今年の10月に愛知県・名古屋市で開かれます。
また、世界中の人たちに生物多様性の問題について関心を持ってもらおうと、毎年5月22日を「国際生物多様性の日」としました。この「国際生物多様性の日」に、世界各地の子どもたちの手で、それぞれの学校で木を植えようという取組が「グリーンウエーブ」と呼ばれるものです。
世界各地で、現地時間の5月22日、午前10時に植樹するよう呼びかけています。地球上を東から西へまるで緑の波が広がっていくような感じになることから「グリーンウエーブ」という名前が付けられています。
愛知県の小中学校でも、生物多様性を守るために、この「グリーンウエーブ」に取り組み、ドングリを植えることにしました。ドングリは昔から日本にある木で、一本の木には300種類から600種類もの生き物が集まるそうで、生物多様性を守るためにはとてもよい木だと言えます。
本当は、明日の22日が国際生物多様性の日に植えるといいのですが、土曜日で授業参観があるので、今日植えました。』